模試

社労士試験の模試を受ける4つの意味


社労士試験を突破するためには、模試を活用することが近道になります。今回は、社労士試験の模試を受ける4つの意味と、模試の活用方法についてお話します。

社労士試験の模試の受ける4つの意味

社労士試験は8月にあり、5~7月に各予備校などで模試が行われますが、理想は各予備校の模試を受けることです。私は、TAC・LEC・大原の3社の模試を受けました。

中には模試を受ける時間がもったいないから受けないという人もいますが、社労士試験に合格するためには、模試は必ず受験した方がいいです。時間がなくて受験できないという人でも、最低でも模試の問題は手に入れましょう。模試を受ける理由は4つあります。

模試を受ける4つの理由
・良問がだされる
・問題集として利用する
・自分の弱点を見つける
・本試験の時間配分が身につけられる

模試は良問が多い

模試は、各予備校が、本試験を参考に作成されています。法改正部分や、白書・統計のといった本試験で出題されそうな問題が多く出題されます。各予備校の特徴がありますが、上記3社の模試を受ければ、その年の傾向がよく分かります。

模試の問題を問題集として活用

模試の問題は問題集としても最適です。各予備校が本試験の傾向を把握して出題してくるので、良問だらけです。この良問を1回解いて終わりというのではなく、自分の知識として定着するまで、何度も繰り返しましょう。

模試の問題は本試験と同一で、択一と選択合わせて合計78問です。
78問×3社=234問を知識として習得できれば、かなりの知識を習得できます。この模試を問題集として利用するという考えはおススメです。

また解答の解説なども上記3社の模試は充実しているので、知識を増やすのに最適です。

模試で自分の弱点を見つける

模試は、自分の弱点を見つけるためにも最適です。仮に点数の悪い科目があれば、本試験でも同様に点が取れない可能性があるので、点が悪い科目を重点的に勉強するようにしましょう。ただ点数が悪くても落ち込むことはありません。本試験までに立て直せばいいだけです。模試で一喜一憂するのはやめましょう。

本試験の時間配分が身につけられる

本試験の雰囲気と時間配分を確認するために、1回は会場で受験しましょう。私は、1回は試験慣れと時間配分を確認するために会場で受験しましたが、残る2回は試験問題だけもらいました。時間がなかったというのもあって、問題と解答を一緒に見ながら解きました。この解き方は賛否両論あると思いますが、模試を問題集として認識していた私にとっては、時間の節約ができてよかったと思います。

ただ会場で受験した時は、試験当日を想定して、どの科目から解き始めるのか、その科目にどれぐらいの時間をかけるのか、シュミレーションしました。これは本試験でも非常に役に立ちました。

当日は、自分が思っている以上に緊張します。また限られた時間の中で解くというプレッシャーも重なり、ありえないミスをしたりと予想外のことが起こり自分の力を発揮できないこともあります。その時に備えて、模試で仮想体験を経験しておくのです。

「この場合はこうする」と決めておくことで、本試験で想定外のことが起こっても、焦らずに安定して自分の力を発揮することができます。私の場合は、難しい問題や、時間のかかりそうな問題は後回しにして、簡単な問題から解くようにしました。

まとめ

模試は、上記4つを意識して受けると効果的だと重います。模試を受けて満足になり復習をしないということだけは避けましょう。せっかく良問だらけの問題を自分のものにしないのはもったいないです。

私の周りでは模試の成績がよくても足切りで不合格になった人も多く、また模試の成績が悪くても、合格された方も多いので、試験結果に一喜一憂するのではなく、模試の問題を自分の知識として定着するようにしましょう。