「社労士試験合格にサブノートの作成は必要ですか!?」とTwitterなどで質問を受けることがあるので、今回は、その点について述べたいと思います。
社労士試験に合格するためにはサブノート作成は効率が悪い
結論から言うと、私は社労士試験に合格するためにサブノート作りは不要と考えています。不要と思う理由は以下の2点です
・覚える情報は1冊にまとめた方が情報がバラバラにならず記憶の定着にいい
確かに、資格試験の中には、勉強した内容をノートにまとめることが効果的な試験もあるかもしれません。私が宅建や行政書士を勉強した際は、サブノート作りをしていました。特に、行政書士の記述対策に関していえば、今でもサブノート作りは効果的だったと思います。
ただ、社労士試験に限っていえばやめた方がいいです。その理由は、社労士試験の範囲が広すぎるからです。
私の失敗談ですが、社労士試験を始めた当初、上記資格試験と同じように大学ノートを買ってきて、サブノートの作成をしながら勉強をしました。ただ、労基のノートだけで大学ノートを1冊使ってしまい、また、ノート作成に膨大な時間がかかってしまいました。
社労士試験の科目はご存じの通り10科目もあります。こんなことをやっていたら、試験まで間に合わないと思って、サブノート作りはやめました。
サブノート作りをやめたもう一つの理由
私はインプットにフォーサイトのテキストを利用していましたが、さらにサブノートを作成すると、インプットする際に、テキストとサブノートの2冊を見ることになり、これは効率が悪く、情報もバラバラになってしまうと思ったからです。
情報は集約化すると効率的に勉強できる
サブノート作りをやめた私は、ちょっと気付いた点や、過去問や問題集でどうしても覚えられないことなどは、フォーサイトのテキストの余白に書き込むようにしました。そうすることで、インプットはフォーサイトのテキストだけで済み、効率的に勉強ができ、また記憶の定着にも効果的でした。
特にフォーサイトのテキストにはありがたいことに書き込みできるスペースが用意されていたので、そこに記載していくことで、自分だけのオリジナルテキストが出来上がりました。
どうしてもサブノートを作りたいという人におススメのやり方
Twitterでサブノート作りについて質問を受け返答した際に、「それでもノートを作りたい」っていうフォロワーさんがいました。彼女が言うには、今まで高校受験、大学受験はすべてノートを作成してきたので、ノートを作らないと勉強した気になれないとのことでした。
サブノート作りについては、あくまでも私個人は不要と思うだけで、上記フォロワーさんのように、どうしてもノートを作りたいというのであれば止めません。
そんなどうしてもサブノートを作りたいという人におススメの作成方法について紹介したいと思います。
・各科目ごとにノートを分けない(10科目だから10冊作るはNG)
・苦手科目とジャンルのみ作成する
どうしてもサブノートを作りたいと思ってる人でも、社労士の勉強を始めたと同時に作成するのはやめましょう。理由は、勉強の初期段階では、何が重要なのかが分からないからです。作成するにしても、一通りテキストを読み込んだ上で作成するようにしましょう。
ただ、先ほどの情報は集約化した方がいいという観点から、ノートについても科目ごとに作成するのではなく、1冊だけにしましょう。
時間に余裕がある人で、どうしてもサブノートを作りたい人は、自分の苦手科目とジャンルに絞ってみるのもいいかもしれません。直前期、苦手分野の克服に役立つかもしれません。
まとめ
社労士試験に効率よく合格するためには、サブノートを作るよりテキストに書き込み、インプット教材は1冊にした方がいい。余談ですが、私は、試験日当日もテキストしか持っていきませんでした。その一冊にすべてを書き込んだつもりだったので、心強かったです。